2023年7月24日月曜日

炎天下SKに行く、網野善彦『古文書返却の旅』ついに発見、『もののけ姫』観る

 遍 歴

炎天下SKに行く、網野善彦『古文書返却の旅』ついに発見、『もののけ姫』観る

 

2023年7月23日(日曜日) 晴れ 

 

昨日から相方が異世界に行ってしまったので、一人暮らし、5日間。

問題点は、全部どうでもいいやとか思っちゃうこと。ご飯もまともに作る気が起きない。掃除も適当。

昼間は死ぬほど暑いが、夜になると涼しい。

今日はSKNHまで遠出。マジ遠いわ。

帰りに投げやりでMDBO

①ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』新潮文庫……真面目に読まねば。

②サン=テグジュペリ『夜間飛行』宮崎駿装画・新潮文庫……ジブリ推しで。

③サン=テグジュペリ『人間の土地』宮崎駿装画・新潮文庫……ジブリ推しで

④マルクス『経済学・哲学草稿』光文社古典新訳文庫……もうマルクスとか読まんな、と思いつつ買う。

⑤ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』集英社文庫……クンデラなので。

⑥カズオ・イシグロ『新版・浮世の画家』ハヤカワepi文庫……イシグロなので。『クララとお日様』が文庫になったので安くなったかなと思ったが、まだだった。

⑦スチュワート・ダイベック『シカゴ育ち』白水uブックス……柴田元幸訳なので。

⑧宮崎駿『本へのとびら』岩波新書……ジブリ推しで。

⑨網野善彦『古文書返却の旅』中公新書……ついに発見! 苦節20年。一体君はどこにいたんだ?





⑩アイザック・ディネーセン『アフリカの日々』晶文社……Out of Africa がどうしてこの訳題になったのだろうか。映画の関係なのだろうか。

⑪『小林秀雄全作品8――精神と情熱とに関する八十一章』新潮社……何故か1000円がレジで半額という謎のキャンペーンだった。翻訳だから余り売れないのかな。

⑫マイケル・オンダーチェ『イギリス人の患者』新潮社……一体いつになったら読むのか。

⑬トルーマン・カポーティ『誕生日の子どもたち』村上春樹訳・文藝春秋……文庫で持っているが、単行本は装丁が違うので。

 

遺憾。疲れた。

 

BOで散財してしまったので、食料買えず( ノД`)シクシク…。発泡酒と惣菜パンを買う。

帰宅せり。無論誰もいない( ノД`)シクシク…。

パン食べて、日記(これだ)を書き始めるが眠いので途中で断念。

朝昼晩、ほぼ同じメニューの卵、納豆、天かす、青ネギ、豆腐ぶっかけご飯を食べる。

昨日途中まで見かけた、『もののけ姫』を観る。今一つ世界観のいろんなことが腑に落ちない。狼少女サンがあそこまで人間的であるのはいささか考えづらい。そもそも人語を解さないだろうし、仮に分かっても、話せないだろう。服も着ないだろうし、武器も持たないし、化粧? 隈取もしない。ということは、少なくとも、或る程度のところまでは人間として成長し、途中から山犬と暮らしはじめたのか。





しし神は実体があるのか? 実体があるが故に、首も取られ、首の返還を求めるのか。それにしてもでーだらぼっちというかなり自由度の高い別体を持っているのだから、自在に物理的に実体的肉体を再構成可能のような気もするが。

また、三浦雅士が指摘するように、エコロジーの臭いが強過ぎる(『スタジオジブリの想像力』)ような気もした。

他にもいろいろ謎がある。

それにしても、題名は、原題通り『アシタカ𦻙(せっき)』とすべきだった。久石譲のテーマ音楽「アシタカ𦻙(せっき)」も素晴らしい。

3時ごろ寝る。

🐤

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2023年7月16日日曜日

『呪術』、『カリオストロ』、カポーティ……

 

遍 歴

『呪術』、『カリオストロ』、カポーティ……

 

2023年7月16日(日曜日) 晴れ 今33℃

 

つーか、また滅茶苦茶暑いではないか! エアコンなしでの耐久レイスを敢行中。

あれからどうしたかというと、『呪術廻戦0』を見終わったが、うーーん、どうなんでしょう。呪術だと、何でもOK、て当たり前なんだが、OKでいいのかとか思ってしまう。主人公の少年が超人過ぎるのと、彼に憑りついている少女の霊? も化け物過ぎる。なんでああなっちゃうのか、ちょっと不明。

大人目線で言うと、何の根拠? もなく主人公陣営が強力過ぎるのはどうなんだ、とか思ってしまう。ここのところに何か意味がありそうな気もするが。

昨日は、勝手にスタジオ・ジブリ・特集ということで宮﨑駿監督の『ルパン三世――カリオストロの城』を見始めた。







「勝手にスタジオ・ジブリ・特集」というのは、宮﨑の新作を観ることができないので、仕方なく、撮りためてあったジブリの作品を観て、新作を観た気分になる、という技である。

 

貧しさも余りの果ては笑いあい――吉川英治

 

が、相方が途中で撃沈したので途中で断念。とてもダンネンです。観終わってから、また書くかも知れないが、『カリオストロ』はクライマックスでいわゆる、ドリフターズのコントのような(? 違うか?)「舞台崩し」の構造を持つ。これは例の『天空の城ラピュタ』もそうである。形のあるものはどんなに美しくて、力が強くても、呆気なく滅びるものだ。あるいは、人間は何かを構築することと同時に、破壊することにも喜び、快感を覚えるのだ。そこに何らかの意味を見出すべきなのではないんだろうか?

ま、どっちも「城」だしな。

どうでもいいが、ルパンのキャラクター・デザインが少しイメイジと違う。

 

昨日の夕飯は、茄子の片栗粉焼き、茹で萌やしの味付け、馬鈴薯のチーズ、マヨネーズ焼き。謎のラインナップだった。

 

今日は朝から、相方は家族でのお食事会に出かけている。

家事を一通りして、ブランチ。納豆卵かけ豆腐揚げ玉ご飯。豆腐ウマ!

今に至る。

早く本来の業務に戻らねば。

結局、あれから、勝手にカポーティ特集をしていて、

①『ティファニーで朝食を』

②『夜の樹』

③『遠い声 遠い部屋』

④『真夏の航海』

を読んだが、いろいろあって、感想を書く気力がない。

で、今はエッセイ集『犬は吠えるⅠ――ローカルカラー/観察日記』を読んでいる。地味だが、なかなか噛み応えがある、気がする。

兎に角、これらの感想文を順次書かねば。

つーか、家の中が暑いんだ。

🐤

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2023年7月14日金曜日

余り、何も進んでない気もするが、一日が終わった。ま、いっか。

 

遍 歴

余り、何も進んでない気もするが、一日が終わった。ま、いっか。

 

2023年7月14日(金曜日) 曇り時々晴れ 

 

昨日はあれから、夏野菜の焼浸しとスープを夕食。

『呪術廻戦』のテレ‐ヴィジョン・アニメイションの第二期の第二話を見て、その流れで、映画の『呪術廻戦0(ゼロ)』を観るも途中で敢え無く撃沈。寝る。





今日は宮﨑駿監督の『君たちはどう生きるか』の封切日だ。早朝からネタバレを含むツイートが流れてくる。事前の下馬評とは違い、なかなか面白そうな感じだ。観に行くべきなのか? 



 

連休2日目。明日出勤して、また休み。

JH問題によって、現在使用中の銀行口座が凍結されるようなので、HOJまで新しい口座を作りに行く。

ところがなんと2時間40分もかかった。訳分からん。

疲れ果てる。読書のカポーティの『犬は吠える』が、あまり面白くなく、それもあってさらに疲労する。

本とは実家に帰ろうと思っていたが、もう精神的に無理。

では、せっかくHOJYY町の方まで行ったので、ツイッターでなんとなくフォローしている古本屋の「MSKI堂」に行ったら、なんと定休日だった。残念。

で、普段は危ないので近寄らないS書房さんへ。

本日の収穫。

①コレット『青い麦』を含む『世界文学全集』新潮社……カポーティが影響を受けたと言っていたので。

②フォークナー『八月の光』(世界文学全集)河出書房新社。

③フォークナー『響きと怒り』講談社文庫……カポーティがらみで、アメリカの南部文学という方向で。

④アウグスティヌス『告白』(世界の名著)中央公論社……本当は『神の国』を読みたいのだが。

⑤マードック『鐘・イタリアの女』(「鐘」は丸谷才一訳・世界の文学)集英社……丸谷訳だったので。

 

電話代を払い、BGS事務所にも送金する。

Fそばに入るが値上がりと、偶々はずれで不味かった、というより味が異様に薄かった。

KMZW書店に。

何と、加藤典洋の『小説の未来』が講談社文芸文庫に入っていた。これは例の『テクストから遠く離れて』を理論篇とすれば、実践篇というのか具体篇とでもいうのか、そういう位置づけになる。個人的には『小説の未来』の方が格段に、加藤の肉声というか、読みの具体性を伝えていて、面白かった。単行本で持っているので、今日はパス。






それにしても、菊地信義亡き後の文芸文庫の装丁は何とかならないのだろうか。ほぼ同じようなコンセプトで行くという訳にはいかぬのか。

何冊かフリーペイパーをゲットして帰る。

疲れたので、そのまま帰路に就く。HOJからSSまで果てしなく遠いわ。

SSODKOXで2割引きの豚肉買う。

薬局のCに寄って、洗口剤と虫よけ剤などを買う。

ふと、相方が洋菓子屋のSの杏仁豆腐のアイスクリームを食べたがっていたのを思い出して、買いに行く。帰りは桜並木(今は葉桜)を通って帰宅。

風呂。

パン。

洗い物。洗濯。

今に至る。

一体何だったのだろう。今日は。ま、いっか。人生いろいろだよね。

 

 

🐤

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2023年7月13日木曜日

嵐は過ぎ去った気もするが?

 

遍 歴

嵐は過ぎ去った気もするが?

 


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3年7月13日(木曜日) 雨時々曇り 

来るなら来い。どんな嵐のときでも時は過ぎていく。――シェイクスピア『マクベス』(江藤淳訳)

 

尋常ならざる暑さの数日間の後、本日は大変涼しい。うちにクーラーがないので、昨日までは昼間家にいると、何もしなくても汗が滲んでくる。二階は直射日光が当たって、風が入ると一応涼しいが、気温が上昇するので、耐えられない。已む無く、一階に降りて、読書をする。とてもではないが、文章を書く気など全く起きない。一階は一応日が差さないので、何とか凌げるが、まーそれでも暑い。問題はいささか暗い、ということである。

 仕方がないので、今日、相方に言って、濡らして冷たくなるタオルとクールシャツというアルコールを買ってもらった。あと、蟲が出るので、ウナも買ってもらった。

 

という訳で、前回書いたように死ぬんじゃないかな、死ぬしかないかな、と思った嵐の2ヶ月が過ぎた。よく生き残ったものだ。嵐を抜けたのか、あるいは単に颱風の目のような場所に迷い込んでいるだけなのか、分からぬが、一応7月に入って、平穏な日々を過ごしている。敵の攻撃は今しばらく途絶えている。

ただ、SK問題が根本から解決した訳ではなく、また、次のSGも決まっている訳でないので、その意味では、次の嵐は目前に控えていると言ってもいい。一体どうなることやら。

SK問題の一環で現在使用中の銀行の口座が凍結されるようなので、口座を新規に作るのと、電話代の支払い用の口座を変更する必要がある。そのため、相方と、今日は、たまたまわたしが休みなので、ちょっと都会へ出ようと話していた。ところが、どうも銀行のことなどはネットでできるようなので、一応手続きだけはしておいた。

 

朝食は昨日買っておいた生稲庭饂飩を相方がトマト味にアレインジ。午前中、雨だったが、午後になり止んだようなので、特に用もなかったが、相方と一緒に、電車に乗り、HAGに行く。

 

まず、BOに行く。ここのBOはわたしと全く相性が合わないせいか、掘り出し物に出会ったことがほとんどない。ま、そういうこともありますよね。

①村上春樹文・安西水丸絵『村上朝日堂超短篇小説――夜のくもざる』新潮文庫……単行本は持っているが、文庫は持ってなかったので購入。しかし、これが1995年の刊行とは、もう30年ほど前の作品なのか。時の経つのは恐るべく速いものだ。

②ミラン・クンデラ『笑いと忘却の書』集英社文庫……先日クンデラが死んだことを今日知った。わたしは全く読んでこなかったので、忸怩たる思いである。そんなことを言えば、世界の重要な書物はほとんど読んでないのだ。困ったものだ。

DSAGの地元ショップを見る。

それから、YR堂に行く。相方は漫画を買うという。わたしは特に何の当てもなく、ぶらぶらしていると、なんと、真木悠介の歿後新刊があった。『朝日新聞』に連載された伝説的な「論壇時評」『白いお城と花咲く野原――現代日本の思想の全景』(河出書房新社)が40年(!)振りに、大澤真幸の解説が付されて再刊された。こちらは見田宗介名義。

そして、単行本に未収録だったものを編集したと思われる『うつくしい道をしずかに歩く――真木悠介 小品集』(今福龍太編・河出書房新社)。こちらは全く知らなかった。値段的に買えず( ノД`)シクシク…。仕方がない。

そう言いつつ、完全版『見田宗介=真木悠介全集』の刊行が待たれる。

その後、MSバーガーへ。カツカレーサンドという惹句に魅かれて頼んだが、MSらしく大変上品なお味でした。オニオン・フライとライム+ライチ-ソーダも美味かった。

GMスーパーに行くも目当てのジンはない。

そんなこんなで帰宅。

韓国の辛いラーメンを「おやつ」として食べる。「辛ラーメン」の方が好みだ。

今に至る。

読書は相変わらずカポーティ。エッセイ選集『犬は吠える』。

なんだか眠い。

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2023年7月2日日曜日

嵐は過ぎ去ったのか?

 

遍 歴

嵐は過ぎ去ったのか?

 

2023年7月2日(日曜日) 晴れ 

来るなら来い。どんな嵐のときでも時は過ぎていく。――シェイクスピア『マクベス』(江藤淳訳)

 

2ヶ月振りの日記の更新だ。マジで死ぬかと思った。5月の頭では全く予想していなかったが、KSYめようと思うぐらいに、追い詰められた。実際、SCにはYめますと伝えた。今宙ぶらりん。SKも追い詰められて、結局JHすることにし、法律事務所には申し込んだ。

SKも始めている。

いずれにしても嵐は過ぎ去ったような気がする。気がするだけかも知れないが。

兎に角、辛くて何もできず、お金もなく何もできず、八方塞がりではあったが、7月になり、何となく気が楽になり、今日は相方とMDまで出かけた。

というのも前のWiFiの契約が切れて、7月1日でネットが繋がらなくなり、已む無く無線ルーターをYC迄買いに行った。相方はたまごっちのガシャポンを買うと言っていたが、影も形もなかった。

その後、新刊書店のBOOKFを覗いて、例の如く、BO。以下が収穫。

本とはフォークナーを探しに行ったのだが、これまた影も形もなかった。今時誰もフォークナーなど読まないのだ。

①吉本隆明『母型論』学研。……余り有名な作品ではないが、吉本さん自身の言によれば、「わたしの本格的な文章だ」(p.269)とのことである。

②カズオ・イシグロ『夜想曲集』早川書房。……イシグロなので。

③笠井潔『哲学者の密室』光文社。……以前読んで面白かったが、新書版で読んだので、これはこの単行本、2段組748ページの重さが必要であると思い入手。というのも昨年(2022年)9月に『煉獄の時』 (文藝春秋)が刊行された際に、未読の、と言っても大半が未読だが、笠井作品を買い集めようとしたが、なかなか集まらなかったことがあった。




そもそも、事の発端は、相当以前に、偶々手に取った、笠井のSF作品『サイキック戦争(ウォーズ)』がとても面白かったが、結末の付け方に違和を覚えたことがある。そんな様々なこともあり、再度目を通してみようと思ったのだ。

④アントニオ・タブッキ『インド夜想曲』須賀敦子訳・白水uブックス。……以前読んで、大変感銘を受けた。その後、タブッキの作品を手にする機会がなかったのは残念なことだ。今手元にないので入手。

⑤ティム・オブライエン『僕が戦場で死んだら』白水uブックス。……これは持っていたかも知れない。が、必要なので。

⑥トルーマン・カポーティ『詩神の声聞こゆ』ハヤカワepi文庫。……いずれ買おうと思っていたので手に入って良かった。

⑦ビル・クロウ、村上春樹訳『さよならバードランド』新潮文庫。……春樹さん訳のジャズ物は、こちらがジャズの知識がないので、なかなか手に取れない。困った。

超久し振りのBOは愉しかった。

 

その後、久し振りのTYで天丼を食べる。美味かった。





その後、SYで防虫グッヅなどを買い、帰宅の途に就き、SSODKOXでコーヒー、酒などを買い、帰宅。

ネットは繋がりました。目出度し、目出度し。相方、有難う御座いました。

車中の読書はカポーティ『遠い声 遠い部屋』。面白い。もっとダークな話かと思っていたが、全く違った。

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