2022年1月1日土曜日

2022 謹賀新年 ――失業→執筆活動の失敗→就職活動の失敗→兎の病気と奇跡的生還→『ドストエフスキー殺し』

 2022 謹賀新年

 

――失業→執筆活動の失敗→就職活動の失敗→兎の病気と奇跡的生還→『ドストエフスキー殺し』

 


 

 

2022年1月1日(土曜日) 晴れ☀ 大寒波らしい……

 

 

 

新年明けまして御目出とう御座います。

 

旧年中は誠にお世話になりました。

 

本年も宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 さて、昨年はわが人生の中でも類稀なる波乱万丈の一年でありました。波乱万丈というか、自分の本来的な方針から相当逸脱したことが機縁となって、玉突き的に様々なことが生じました。

 あまり詳しく書くことはできませんが、昨年4月に長年勤めた会社を突然辞めました。8月まではぶらぶらしながら、評論の執筆に専念。結局3本(「労働」論、「悪」論、「三浦雅士」論)書き上げ、公募に出しましたが、結果は今のところ、1本目落選、2・3本目は結果不明。自らの勉強不足を痛感しました。

9月に入り就職活動を始めたものの、全く以て鳴かず飛ばずの有様。以前の業界ではほぼ再就職は叶わぬ状況だということが強く認識されました。

 同時に2本ほど短篇小説のようなものをでっち上げ、公募に出しましたが、方法論的に疑問が残るものでした。その後、続きを細々と書き続けましたが、状況は変わらないままで、いささかならず煮詰まってしまいました。

 また、それらと同時にうちの兎のUNが歯根膿瘍を連鎖的に発症し、9月半ばに手術をし、ほぼ毎日消毒等の為に通院するものの全く完治せず、12月半ばに体調が急変し、緊急搬送し、病院も変えました。左半分の顔の骨が溶けているとのことで、残念ですが、これはもう一旦覚悟を決めました。しかし、手術をして歯根を取り除くことになり、退院したものの、呼吸は荒くなり、酸素ボンベを取りに行ったりし、千葉の病院まで搬送され、手術当日に病院に行ったところ、その病院の偉い先生(その病院グループの理事長でした)が出てきて、手術をするのは簡単だけど、まだその前に抗生剤で感染症のコントロールをしてからでも遅くない。手術したら食事が困難になる、といわれ、そのまま、退院して自宅に連れ帰った次第です。恐らく今まで薬が合ってなかったのか、翌日ぐらいには呼吸も落ち着いてきて、食事も何とか普段の半分以上は食べられるようになったのです。今は投薬と食事の管理をしっかりして、なんとか普通に年を越しました。いささか驚異の体験でした。

 それはともかく、この4か月間、ずっと、この兎の通院やら看病やらに付き添ってきましたが、それが可能だったのも、たまたまわたしが失業していて、基本自由だったからです。これが昨年までだったら、休みの日も出勤するぐらいでしたから、当然こんな対応はできず、元の病院に手術の後、ずっと入院させっ放しで、どこかのタイミングで天に召されていたのではなかろうかと思うと背筋が寒くなります。

 痛恨だったのはもっと早く、少なくとも一ヶ月でも早く決断をして病院を変えておけばこうはならなかったかも知れないということですが、およそ決めたことは最後までやり切ろうというのがわたしの基本方針ですから、遅きに失したとは言え、病院を変えたのはわたしにとっては相当なポリシーの転換です。全く不思議としか言いようがありません。

 もちろん、兎本人としては完治しているわけではないので、予断を許さないのですが、少なくとも今日、明日にお別れの時が来ることはなさそうなので、一日でも長くこの地上での生を満喫してもらいたいと思います。

 さて、そんなこともありつつ、12月に入って、ドストエフスキーを再読する機会に恵まれ、では、そのドストエフスキー、あるいはその作品群にまつわる様々な謎を評論の形ではなく、小説にしてみたら、それもミステリー小説の結構を借りてみたらどうだろう、と思い、大体ミステリー小説など、小学生時代に『少年探偵』シリーズやホームズ、ルパンなどを読んだ切りで、何も分かっていないのですが、その準備に現在入っているところです。題して『ドストエフスキー殺し』です。

 残された時間が余りないので、しっかり集中して頑張りたいと思います。

 このようなことが可能になったのも、全てAKの助力に依るものです。感謝の念に堪えません。ありがとうAK。これからもよろしく。

🐤

 

2022/1/1  18:47

 

鳥の事務所

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