遍 歴
三浦論縦書き変換完成/『漱石全集』/『べらぼう』/上司の葬式
2025年5月11日(日)晴れ
GW明けの一週間(と言ってもたったの4日間だが)がやっと終わって本日休み。明日も休みだが、70分のJGの振替のために出社せねばならぬ。なんとかしたいが、なんともならぬ。
朝早く起き過ぎて(7時ぐらい)、断続的に急激に意識を喪う。
相方はPPの誕生日祝いでタイ・フェスティバルに出かけた。
洗濯して、NHKスペシャル「人体Ⅲ」を見ながら、朝ご飯(卵納豆豆腐胡麻油ご飯。美味い!)を食べて、意識を喪う。だから番組の内容をほとんど覚えていない。
気を取り直して、三浦論縦書き変換の最終調整へ。ルビを入れると行間が不ぞろいになってしまう。修正の仕方が分からない。
途中、NHK『歴史探偵』の「吉田松陰の教育力」(情報量多し!)を見ながら、ハムチーズサンドイッチとカップの日清焼きそばを食べた。食べ過ぎて、胸やけがする。カップの日清焼きそばと袋麺のそれは、やっぱり味が違い過ぎる気がする。明らかに袋めんの日清焼きそばの方が格段に美味いのだが、どういうことだろう。納得がいかない。
気を取り直して、三浦論縦書き変換の最終調整、やっと終わる。400字原稿用紙換算で841枚相当。ただ、最終ブロックの冊子印刷がバグって、訳分らん頁順になったことが悔やまれる。ただ、もう黒インクがないので(つまり500頁ぐらい丸丸印刷するとインクがなくなるということは、コピー・センターに行った方が安くつくんだろうな)、印刷を控えねば。
これから、しばらく寝かして、記憶が無くなりかけたころ再度校正に入る。一体いつ完成することやら?
次にカポーティ論に戻りたいが、その気分ではない。しかし、6月に春樹さん訳の『草の竪琴』が出るし、早いとこ、片付けないとな。
*
今は、偶々、GWの八王子の古本祭りの安売りで買った集英社版の『漱石文学全集』の『行人』を読んでいる。面白い。一冊200円だったので、ほんとは全部(9冊)買いたかったが(一人だったら絶対に買っていた)、相方に厳重に止められたので、已む無く『明暗』と『行人』の二冊だけを買った。『明暗』は以前読んでとても気になっていて、今も時々に気にしているため。『行人』は、先日行った『大岡信展』で、大岡さんが若い頃、『行人』を中心に「漱石論」を書いたというのを偶々知って、手に取った。
そんな訳で、今のところ、漱石がマイブームになりつつある。何か書くかどうかは不明。今更漱石について書いてもね。
漱石の全集は元家に2種(菊版のとてもではないが手に持って読めないものと、今の定本全集の前の版の岩波のもの)持っているが、重過ぎて運べない。今の家には新書版の岩波全集の、小説以外のものを持っている。いろいろ帯に短し襷に長し、という奴だな。
*
昨年の大河ドラマはなんだか途中で挫折してしまったが、今年の『べらぼう』は面白くて、毎週観ている。いろいろと主人公の行動から学べるところがよい。なおかつ、ジョン・グラム作曲になるOPのテーマ曲もすこぶるよい。同じジョン・グラム作曲の『麒麟が来る』のOPもよかったが、今回のは格段に良い。途中の短調へと転調する下りが心に残る。
そう言えば、これも先日の古本市で偶然見つけて買った『写楽展』の図録だが、『べらぼう』で早々に退場した唐丸少年が東洲斎写楽になって再登場するのでは、と思って買ったのだが、どうも、写楽ではなく、喜多川歌麿のようだ。ま、いっか。
*
GW前に直属の上司が亡くなった。昨日が葬式だった。人生これからなのに、心が痛む。また自らも健康管理に気を付けねばと自戒する。
お別れの会という触れ込みだったと思うが、純粋なお葬式だった。
多くの人が参列したが、それぞれの声を聞く機会もなく、呆気なく終わった。故人の思い出と業績をきちんと後世に残したいと思うが、新参者の俺が出しゃばると、他の社員はいい顔をしないのであろうな。困ったものだ。
🐤