『白鳥とコウモリ』など
2026年9月8日 火曜日 雨時々曇り 暑い
台風的な生ぬるさ
久しぶりに相方と新百合ヶ丘に出て、映画を観に行くことにした。東野圭吾原作の『白鳥とコウモリ』だ。
その前に、街の中華屋さんに入って昼メシ。チャーシューエッグ丼が売りとのことだったので注文してみたが、これがさほどでもなかった。旨味を感じないというか、学生向けなのだろうか。店内にも学生がたくさんいた。
それから少し街をブラブラする。目的もなく街を歩くのはやっぱり好きだなと思う。ひとしきり歩いてから、映画館へと向かった。
肝心の映画そのものは、脚本に問題があるのか、ストーリーというか設定が少し分かりづらかった。彼らがかばい合っているのは分かるのだけれど、その必然性というか、やむにやまれずそうなったという切実さが伝わりづらかった。原作を読んでいる相方によると、かなりひどい出来だとのこと。
ただ、それぞれのキャストはいい味を出していただけに、なんだか惜しいなとも思った。キーパーソンは三浦友和だが、ここの描き方の不足ということもあろう。映画会社としては松村北斗と今井美桜を売りたいのだろうし、それで数字を作ろうとしたのであろうから、いっそ若き日の三浦友和と奥さんの役柄にこの二人を持ってくれば、犯行当時のことももっと深く描けたのではないかとも思う。
恐らく、この上映時間(尺)では説明不足になるのが必然なのだろう。きっとそのうちテレビドラマかネット配信のドラマになるに違いない。その際、ぜひ——無理だとは思うけれど——同じキャストで撮り直してほしいものだ。
映画の後、ブックオフに寄ってみたが収穫はなし。
帰宅して、相方が買ったワッフルを食べてから、溜まっている会社の仕事を片付ける。Cの書き直し。AはそのままでOKとした。SSHのフォーマットの確定。そのあたりまで進めてアップロードし、それとなく「仕事してます感」を出しておく。気づけば22時を過ぎていた。
晩酌は、焼肉少々にハムを焼いたもの、サラダ、カツオの叩き、太巻き寿司など。
テレビで変なバラエティを観た流れで、松村北斗続きというわけでもないが、ドラマ『告白』を見る。お金持ちの企業の内側やオフィスの様子、ミーティングの様子などがなかなか面白い。
最近は、三浦雅士『現代思想』とその時代についての文章を準備している。まだ一冊しか読めていないというか、絶賛読み途中だ。特に1979年2月号の「特集=現代の記号論」がめちゃくちゃ面白い。昨日読んだのは今村仁司によるミシェル・アンリのマルクス論。「内在と超越」という、80年代にしきりに流行った言葉を巡って論じられていて、懐かしくもあり、またとても新鮮に面白かった。
実際、本を書くためには関連するものを全部読む必要があるわけだが、その面白さのあまり、途中で脇道にそれてしまいそうで怖い。大体この手の計画は長続きしないものだから、「ちゃんと書いているよ、書くからね」と周りに宣言しておく必要がある。ちなみに、三浦雅士さん本人には手紙で伝えてしまった。今思えば失笑ものだ。記号論のきの字も、現象学のげの字も全く分かっていない人間が、いったい何をやろうというのか。全く馬鹿げている。
しかし、世の中は馬鹿にしかできない仕事というものもあるかもしれない。
とにかく、頑張ろうと思う。
外ではすごい大雨が続いている。あちこちで災害も多発しているようだ。世の中の皆さんがどうか無事でいてくれることを、強く望む。
